どうも、陽平です!
とにかく何でもいいから書いた方が良い気がしてこれを書いています。習慣でもあるし、訓練でもあるし、ちょっとは積み上げにもなったらいいかなと思ったりする。
最近谷崎潤一郎の陰翳礼讃(いんえいらいさん)を読んでて自分の知的な感じにぞくぞくしてるんですが、あのおっさんなかなか面白い文を書きますね。最初はやっぱり古臭い感じだなと思ってノルマみたいな気持ちで読んでたんですが、半分を過ぎたぐらいからだんだん読むのが気持ちよくなってきました。
日本の美的感覚を語る本なんですが、日本に対しても西洋にたいしても口がめちゃくちゃ悪かったり、便所が日本の美の極みだみたいな冗談みたいなことを真面目に語ったりして、まあエンタメですよね。
この点夏目漱石もお笑い的な要素があるなと思うことがあって、現代のマーケティングでも笑いとかエンタメ要素が入ってると強いってのは、この文豪たちの時代から意識されてたんかなと思ったりします。
ではここでその陰翳礼讃から、今朝読んで面白いなと思った一文をご紹介。
猫好きの人は誰でも知っているように、猫は飼主から名を呼ばれた時、ニャアと啼いて返事をするのが億劫であると、黙って、ちょっと尻尾の端を振って見せるのである。
谷崎潤一郎 ー陰翳礼讃